自作品一覧

いままで書いた作品の一覧です。
酉をつけていなかったので全部名無しですが、間違いなく自分の書いたものです。
上から書いた順に並んでいます。

それでは、続きは追記へ。
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批評をたくさんもらったようです

前回の記事から一週間が経ちましたが、たくさんの反響がありました。
いつもお世話になってるあの人から、意外なあの人、まさかのブーン系外の人からも批評をいただきました。
それ以外にもアドバイスや応援の言葉もいただきました。ありがたい限りです。

正直、ここまでの反響があるとはまったく考えていませんでした。
だって、所詮は僕ですし。特別人気も実力もないし、人と話すのも上手じゃないし。
だから、せいぜいちょろっと批評もらって終わるか、もしくはまったく来ないことも想定していました。

ところが、ふたを開けてみれば来るわ来るわ。たくさんの時間と労力を使って書かれたであろう批評の数々。
それどころかもらった批評を見て自分も勉強になったとか、批評をもらいたくなったなんて人までちらほら。
どうやら想定以上にいろんな人の琴線に触れたり、何かのスイッチを押したようでした。

もう、本当にありがとうございました。それ以外の言葉がありません。
もらった批評の内容をまとめて、いま試しにプロットを作ってみているけど、とても難儀しています。
簡単には指摘してもらった通りにできなさそうです。

でも頑張ります。
少しずつでもみなさんに教えてもらったことを噛み砕いて、飲み込んで、自分のものにする。
お礼の言葉以外にみなさんに何か返す方法があるとしたら、それしかないと思っています。

ひとまず、どこかでお礼を言わないとと思ったので、一週間経ったこのタイミングで記事を書きました。
批評自体はいつまでも募集中です。内容が被ってても気にしません。

最後にもう一度、このたびは本当にありがとうございました。

批評をもらいたいようです

どうも、最近寒いですね。北海道にいた頃より寒さに弱くなってる気がして困りものです。

なんでブログ更新してるのか、と聞かれたらタイトルの通りです、としか言えないんですが、そういうことです。
今回、紅白夏の陣に投下した「STRAIGHT GIRL」の批評がもらいたくてこうして記事を書いてます。

どうしてこんなことしてるのか、というと、当たり前なんですけど悩んでるからです。
あんな結果で何言ってんだ、とか言われそうですが、今回はかなり自信があったんです。
もっと上位にいけると思っていたんです。自分なりに足りないものを考えて、それを補うような作品にできたつもりでした。

でも、ふたを開けてみれば結果はご存知の通りでした。
MVPで8位タイに入るのが関の山。劣等性にもまたダブルスコアで負ける始末。
あんまり人からの評価を気にしないようにしている自分でも、さすがに今回は心にきました。

何が足りないんだろう、と考えて考えて、試しに一般小説サイトで修行してみたりしています。
ですが、いまいちこれだというものを掴めていません。五里霧中ってやつです。
シベリアでも批評はいただいたのですが、やっぱりもう少し意見をもらってみたい。
でも、総合だとすぐに流れてしまってがっつりとした批評はもらえない。
そこで僕のパーソナルなスペースであるブログで募ってみようと思った次第です。

http://boonbunmaru.web.fc2.com/collaboration/kouhaku2017/61.htm

作品はこちらです。
どういうところについて聞きたいかですが、ひとつだけどうしても聞きたい点があります。
「もっとたくさんの人の目に留まり、楽しんでもらえるような作品にするにはどうしたらいいか」です。
大衆受けするようなものを目指すにはどこが駄目だったか、ぜひ教えてもらえたらと思います。
もちろんそれ以外の点についても自由に言っていただいて構いません。

批評はこの記事のコメント欄にお願いします。
また、批評への返信やさらに詳しく尋ねる際に、内容を別記事にて取り上げさせてもらうことがあるかもしれません。
それらを了承したうえで批評していただけたら幸いです。よろしくお願いします。

STRAIGHT GIRLプロット

人に見せてと言った手前、自分も見せないわけにはいかないと思ったので。
というわけで以下プロットです。ほんとにそのままのっけてるので本編と違うところとかもありますがご愛敬です。

ストレイトガールのようです(主題歌Base Ball Bear「リアリティーズ」)

簡単なあらすじ
ある日突然、世界中の人間の頭上にハートが浮かび上がった。
それはどれだけ愛されているかを示すバロメーター。
愛されているほど、ハートは鮮やかな赤色で満たされる。
しかし、愛されなければハートは空っぽになり、その人間は「消えて」しまう。
神様は、誰からも愛されない人間は世界に必要ないと結論付けたらしかった。

そんな世界の片隅、春。とある高校の屋上でいまにも消えそうな少年がいた。
彼の名はドクオ。顔は悪い。性格は根暗。勉強も運動もできない。何のとりえもない。
だから、彼は誰にも愛されることはなかった。頭上のハートはいまにも空になりそうだった。
ドクオは屋上に寝転がり、静かにそのときを待っていた。
生きてる価値なんてない人間なのは知っている。死を悲しむような人もいない。
だから、自分が生きようが死のうが、どうでもよかった。周りもそう思っているはずだ。

ふと、青空とドクオの間に、誰かが割って入った。
視界の中心でスカートがはためいていて、その奥には太ももが、さらに奥には真っ白な下着。
下着が喋る。「お前、死にそうなのか?」「ああ」
「死にそうなのにこわくないのか?」「ああ」
「どうして?」「生きようが死のうが、どうでもいい」
「面白いな、お前みたいなやつは初めてだ」「どうも」
「ちょっと生きてみないか。興味が湧いた。好きになったよ」「ああ。パンツ見せてくれたし」
起き上がる。見上げるとハートは先端が少しだけ赤で満たされていた。
少女の顔を見た。素直クールだった。話したことはないけど知っている。学校一の美少女だ。
「私は素直クール。お前は?」「ドクオ」「それじゃあこれからよろしくな、ドクオ」
そう言う彼女の頭上に浮かぶハートも、自分と大差なかった。

何のとりえもないドクオと、顔以外はドクオ以下のクー。
これは誰からも愛されないふたりが送った、青春の物話。
登場人物

ドクオ(毒島徳男)
・ストガの主人公。高校三年生。帰宅部。彼女いない歴=年齢。
・顔は陰気くさく、いつでも具合が悪いかのよう。髪は目元まで伸びてボサボサ。
・勉強はからっきしで補修の常連。かろうじて進級できた。
・運動もまったくできない。少し運動のできるレベルの女子に負ける。
・そんなだから性格は根暗で、めったに他人と会話することもない。友人もいない。
・母子家庭で母にだけは愛されて育ったが、昨年の冬に母を亡くして天涯孤独の身。
・母の死をきっかけに自分の今後については諦めてしまっている。
・自分が生きていようが、死のうが誰も悲しまない。という結論に達している。
・しかしクーと出会い、ともに過ごすうちに彼女と自分を大切にしたいという気持ちが芽生える。


















クー(来栖直)
・ストガのヒロイン。高校三年生。帰宅部。彼氏いない歴=年齢。
・校内で知らない人間はいないほどの美人。芸能人と混ざっても見劣りしないレベル。
・真っ直ぐなロングの黒髪。凛とした顔立ち。可愛いというより綺麗。
・しかし、勉強はドクオと同じ赤点だが、点数はよりひどい。一桁も取っている。
・運動もまるでできない。プールは潜れる、足がつくなら大丈夫。犬かきしかできない。
・思ったことを良し悪し問わず素直に口にする性格。嘘がつけない。
・表情が顔に出にくいこともあって、冷酷だと思われている。
・なので、女子からは嫌われている。器量の良さへの嫉妬も入り混じっている。
・裏サイトでさかんに名前をあげられるなどいじめを受けている。
・男子からは顔がいいこともあって好かれていたが、中身が知られるにつれてみんな離れていく。
・幼いころに両親を亡くして親戚の家で暮らしているが、肩身の狭い思いをしている。
・ドクオと違い、初めから親の愛情を知らない。本当の愛情を知らないとも言える。
・本当は勉強もできるようになりたいし、うまく泳げるようにもなりたい。
・友達と遊んだり、誰かと恋に落ちてみたい。だけどうまくいかない。自分を曲げられない。
・諦めきれていないのに、諦めたふりをしている。
・ドクオの元に来たきっかけは、彼が死にそうだという話を聞きつけて。
・自分より下の人間を見つけ、関わることでじぶんはまだマシだと安心したかった。
・しかし自分を冷静に見つめ生き方を選んでいるドクオと、ふらふらと何者にもなれない自分との差に絶望。いじめを助けられたことで彼への劣等感が増し、学校に守られているうちに自殺を決意。










ラスト

卒業式、式が終わって帰ろうとしたときに下駄箱にクーからの遺書を見つける。屋上に行くとフェンスの向こうにクーがいる。呼び止めて、自殺する理由を尋ねる。
学校の外に出るのが怖い。小さな水槽の中でもうまく泳げなかったのに、海で泳いでいけるわけがない。きっと溺れてしまう。だから、そうなってしまう前に自殺したい。
学校の外のことを想像して語り合った日のことを思いだす。クーは学校の外には自分たちでも生きられる場所があるかもしれない、と言っていた。それなのになぜ、と問う。
クーはふたりが出会った日のことを語り出す。なぜあの日、あのとき、屋上に来たのか。それはドクオが死にそうだと話されているのを聞いたから。自分より下の人間を見て安心したかったから。
ドクオを自分より下だと思っていた。だから、クーはドクオが好きだった。「誰からも愛されないダメな人間」ではない「来栖直」になれるから、ドクオと一緒にいたかった。
だけど、ドクオを深く知っていくにつれて、その考えは変わっていった。マイナスな方面だとしても他人に左右されない確固たる「毒島徳男」を持っているドクオを、いつしか羨ましく思うようになっていた。
「来栖直」でありたい。だけど、まわりは自分を受け入れてはくれない。それを受け止められるほど強くもない。いっそまわりを受け入れられるほど心が広くもない。
自分にすらなれない自分の立ち位置を探し続けて歩き疲れてしまったクーにとっては、ドクオすらも眩しかった。そして、ドクオがクーへのいじめをやめさせたのがとどめだった。
自分はドクオよりも下の人間だとはっきり自覚してしまった。自分はこんな風にはなれないと気付いてしまった。カミサマの作ったピラミッドの本当に最底辺にいるのだと知ってしまった。
だから死にたい。きっとどこにも自分の居場所はない。
ドクオは問いかける。そうやって死ぬ理由すら他人に委ねるのか。俺に責任を押し付けるのか。
声を荒げて否定するクー。死ぬのはドクオのせいじゃない。自分が弱いせいだから。
弱さに気付かせたのも俺だから、結局俺のせいじゃないか。言われてはっとするクー。
・どれだけ愛されているか量っているくせに天秤も重りも違うハートのことなんてどうでもいい
・それによって決まるカミサマの作ったピラミッドもどうでもいい
・クーと出会って世界が広がった、大切にしたいと思うものが増えた、クーが強くしてくれた
・いま大切だと思うものが本当にそうなのかはわからない
・クーと出会う前とあとで大切なものが変わった、世界が広がって気付けた
・いまはすべてだと思っていることも、いつか振り返ってみればなんでもないことかもしれない
・正解は世界の外に、いまのわからないことの答えはきっと学校の外にあるかもしれない
・その答え合わせをしたい、そのために俺は生きたい
・だから、クーにも生きていてほしい、間違えてたら思いきり殴ってくれて構わない
・俺を好きでいてくれるのはクーだけ、「来栖直」だけだから、クーが死んだら俺も死ぬ
・号泣するクー、生きていていいと言われて嬉しかった、自分でいていいと安心できた
・俺の隣くらいしか居場所ないけど、それでいいなら
・了承するクー、しばらく泣いて落ち着いたころ、金網を越えて戻ってくる、気付かれてたらどうしよう
・心配するクー、そのときは諦めよう、たぶん怒られるけど進路に影響ないし大丈夫
・吹き出して納得するクー、怒られなかったらやりたいことがあると言う
・打ち上げがしたい、ふたりでマックとか行ってお疲れさまとかどうでもいいことを喋りたい
・楽しそうだと笑うドクオ、マックの話をしながら屋上の出入り口に向かう
・そして俺たちは、世界の外へとつながる扉を、ゆっくりと開いた。→リアリティーズが流れ出すイメージ


















起(6月頭)
GW明けにブーンが消える回想
屋上で消えかけるドクオの元にクーがやってくる


6月末
ハートについてクーが教科書を恨みたっぷりに読み上げて説明する
あだ名を呼ばないドクオにますます機嫌が悪くなる
クーがどういう人間かの説明
・学校で知らない者はいない悪い意味での有名人、芸能人にも見劣りしないルックス
・入学当時はちやほやされていたが、思ったことを遠慮なく言う性格で男子が離れる
・女子にも態度は変わらず、顔がいいので嫉妬もされて女子も離れる
・運動もできない、頭も悪い、おまけにこの性格で好かれていない、という噂
最初は面白いと思ったけど、投げやりすぎて面白くない、とクー。理由を聞かれる
去年の冬、自分が小さいころに離婚してから女手一つで育ててくれた母親が過労で亡くなった。
世界でたったひとり、こんな自分にも愛情を注いでくれていた人だった。
母親をあまり心配させたくないと生きてきたが、糸が切れたようにすべてがどうでもよくなった。
ちょうど死にかけていたところに屋上での一件があった。
話し終える。黙って聞いていたクー。少しして謝られる。無神経すぎた、と。
面食らうドクオ。一応気にするなと返す。愛されたことがあるっていいな、とクー。
ドクオはこの世界のことをどう思うかと聞かれる。好きだったことはない、とドクオ。
私は嫌いだ、とクー。ハートが現れた原因はわからないけど、神様の啓示だという声もある。
だとしたら神様は自分のことが嫌いだと思うし、そんな神様なんて嫌いだ、と。
遠くを見つめるまなざしが悲しい。噂話に聞いていた来栖直はここにはいない。
噂話では決して語られない来栖の姿がまだあるかもしれない、と思う。
それを知ってみたい、と少しだけ思うドクオだった。

7月夏休み前
体育の後片付けを押し付けられて、遅れて昼休みに入る。
屋上へ続く階段に作られた机と椅子のバリケードをすり抜けて屋上へ。
屋上へ出る扉前には体育座りをしたクー。すでに不機嫌。
理由を聞かれる。セーラー服の襟を立てて聞くアピールするクー。かわいい。
早く開けろとクー。ダイヤル式の番号を教える。0721。冗談だと思われるけど本当。
風の弱い給水塔横でテストの結果発表。お互い見事に赤点ばかり。補習で夏休みも会うことになる。
点数が負けてる科目で悔しがるクー。平気そうなドクオ。五十歩百歩だと思ってる。
悔しがる理由を聞いてみる。赤点取らないように勉強していたから悔しいし、しかもドクオに負けたから。
勉強してることに驚くドクオ。それを見てドクオが勉強してないことに気づくクー。
勉強してない理由を聞かれる。してもどうせ赤点だから、と素直に答える。
自分を卑下するドクオに怒るクー。そこまで怒る理由がわからない。
自分の身の程をわきまえているつもり。それを伝えると、わきまえられているんだな、と落ち込むクー。
答案で紙飛行機を作り始めるクー。出来上がったそれはかなり不格好。
窓際の席になったことはあるか、と聞かれる。ある、と答えると窓の外を見てどう思ったか聞かれる。
特に何とも、と答える。クーは見上げた空をどこまでも飛んでいく想像をするという。
紙飛行機を投げるクー。特に飛ばないまま地面に落ちる。また作り始める。
想像してみるけど、うまく飛べないという。自分は鳥じゃない、という想いがいつも引っかかるという。
ふたつめの紙飛行機も落ちる。ドクオも作って飛ばしてみる。クーの紙飛行機のそばに落ちそうになる。
そのとき風が吹いて、ふわりと浮いて少し遠くへ綺麗に着地する。
すごいな、とつぶやくクー。たまたまだと答える。そうだとしても、自分はすごいと思う、とまた言われる。
クーの青空のような瞳の中で、紙飛行機はどんな風に飛んだのか。それはわからなかった。

10月

進路指導の期間中。屋上で相変わらずの二人。
ドクオはすでに終わった。クーはこれから。ドクオに何を話したか聞くクー。
成績について、志望の進路について。志望の進路は特になし。
成績は壊滅的で、まず卒業を優先すべきだ、と。事実上の指導の放棄。
やっぱりそんなもんか、とクー。いまでは進学にも就職にもハートが重要視されている。
どっちにしろ勉強ができてもハートではじかれるだろう、と。
将来の夢はあるのか、と聞かれる。ない、昔はあったかもしれないけど覚えていない。
たぶん、どこかでそういうのはあきらめた、と答える。そう言うと思った、とクー。
自分も夢らしい夢はない。しばらく黙るふたり。
突然、自分の家庭環境を話し始めるクー。黙って聞くドクオ。
・幼いころに両親を亡くして、高校入ってから祖父母から仕送りもらってひとりで暮らしている
・両親は駆け落ち同然だったらしく祖父母は自分のことも快く思っていない
・厄介払いされてここにいる、祖父母は進路指導にも来ない
・両親の記憶はない、愛されていたのかもわからない、だからドクオのことが少しだけ羨ましかった
また黙る。いつもより会話が途切れる。
また進路指導に話が戻る。夢らしい夢はない。祖父母の代わりに相談したいといわれる。
でも、無理だけどみんなみたいに大学にいってみたいとは思う。どう思うか尋ねられる。
すごいと思う。自分はそんなことできると思えない。素直にそう思ったのでそう言う。
そうかな、とクー。最近自分が駄目なやつなんだと改めて思い知らされているという。
人並みの苦労だけをして、普通に生きていけるやつが嫌いだった。
内心では見下してほくそ笑んでいたやつがいた。
だけど、自分はそいつら以下の人間だと突きつけられている気分だという。
いま教室で窓際の席だという。空を飛んでいく想像はやっぱりうまくできない。
いっそ飛べないとしても窓から飛び出して、地面に落ちて死んでしまう方が自分らしいのかもしれない。
そんなことを言うクー。青い瞳が悲しく見える。こっちまでなぜか悲しくなる。
らしくないクーを励ます。おまえがそういうことを言うとは思わなかった。
もっと傍若無人で、あきらめの悪い方がお前らしい。そうじゃないお前は気持ち悪いし好きじゃない。
ドクオの励ましに面食らうクー。綺麗な表情を崩し、くしゃっとした笑顔を見せる。
もしかしてらしくない私が好きじゃないなら、いつものらしい私は好きなのか、とからかわれる。
なんだか自分こそらしくないことを言ってしまった気がして、むずがゆい。
視線を落とす。嫌いではない、とだけ言う。そうか、と弾んだクーの声。
上履きに目が留まる。まるで初めて出会ったときのように新品同然に綺麗だった。

10月終わりごろ

放課後、女子トイレから出てくるイケてる女子グループ誰かの悪口を言っている
少しして水浸しの来栖が出てくる、さっきのやつらにやられたと察する
来栖にどうするか聞く、ほっとくように言われる、納得できないがほっとけばそのうち終わると来栖
それにしてもタイミングが悪かった、と言い残して去っていく来栖
ほっとけばいいと言われたがそんなことはできない
面倒事だけどこれには首を突っ込むことにする
家で裏サイトを眺めるドクオ、クラスメイトがこっそり話してるのを前に聞いていた
匿名で話題ごとに個別のスレッドがたっている、要は2ちゃんだし内容は某スレ
自分のことが書いてあったりするけど気にしない、来栖専用スレを見つけて覗いてみる
上履きを隠したことや教科書や鞄などの持ち物にいたずらしたことが書かれている
今日トイレで水をかけてやったことも書かれている
評判も良くないしやり返しても来ないし、来栖は受験のストレスのはけ口になっているらしい
他にもあることないこと書かれている、ふつふつと怒りが込み上げてくるドクオ
来栖の性格がよくないのは事実だが、彼女を知れば間違いだとわかることもある
何も知らないやつらが知った風に語ることが許せない
板を更新してみる、新しい書き込みがある、匿名同士で話してるがお互い相手が分かってるらしい
女子の書き込みに反応し、男子が来栖を乱暴してその様子を撮影しようと話してる
冗談っぽいけどだんだん本気っぽくなってきて日付や場所まで相談し始める
危機感が芽生える、やめさせる方法を考えて、その様子を撮影し返すことを思いつく
迎えた当日、書かれていた場所で待ち伏せする、冗談であってほしいが本当になってしまう
来栖が女子グループに半ば無理やり連れてこられる、動画を撮り始める、罵られても黙ったままの来栖
女子がガラの悪そうな男子数人を呼ぶ、察した来栖が青ざめて抵抗し始める
抵抗するも連れていかれそうになる来栖、飛び出して止める
男子にも女子にも囲まれるドクオ、因縁をつけられる
うまく口がまわらない、相手の目も見れない、来栖の目は見れたのに
動画を撮ってる、これ以上来栖に何かするならこれを教師に見せると脅す
男子に殴られる、動画を撮っていた携帯を取り上げられて壊される
叫ぶ来栖、男子に捕まっていて逃げることもドクオのもとへ来ることもできない
証拠がなくなったのをいいことにドクオもいじめられそうになる
これみよがしにボイスレコーダーを止めて見せる、また壊そうとするいじめっこたち
このレコーダーは自宅のパソコンと同期してる、もう保存されたからこれを壊しても無意味
自宅まで来るようなら警察を呼んで洗いざらい話す、教師にチクられたどころの騒ぎじゃなくなる
もう一度来栖へのいじめをやめろと脅す、渋々引き下がるいじめっこたち
実は嘘、安物のレコーダーなのでそんな機能はない
解放されてその場にへたりこむ来栖、無事か確認しに行くが拒絶される
ほっといてと言ったのにどうして、と非難される、心配だったと答える
心配されなくたって自分は平気だった、これでまた反感を買っていじめが激化したらどうすると言われる
何も言えないドクオ、去ろうとする来栖、呼び止めようとする
立ち止まる来栖、振り返らないまま言われる、こんなところお前にだけは見られたくなかったのに
呆然と立ち尽くすドクオ、来栖が泣いていた気がした
翌日から来栖は屋上に来なくなった、数日して教室まで行ってみるもいない
休み時間になるとすぐに荷物ごとどこかへ行ってしまっていた
探してみたけど見つからない、連絡を取ろうにも携帯の番号も知らない
本当に屋上で過ごす時間だけがふたりのすべてだった
そのまま月日は流れていった、結局来栖の関係は修復できないまま卒業になった




いじめ解決の一件から疎遠になるふたり
そのまま迎えた卒業式、下駄箱にクーの遺書
ラストまんま

入れたいシーン集
ドクオが来ないで屋上に入れずに扉前で待っているクー
こんな世界にした神様が嫌いだと語るクー
答案用紙を紙飛行機にして飛ばすクー
死にたくなったことはあるかと尋ねるクー、窓から見上げた空を


STRAIGHT GIRL

みなさん紅白お疲れさまでした。(遅い)
あとがき書こうとかあれやろうとかこれやろうとか、そういうの全部すっぽかしてリア充になるために活動してました。
断捨離とかしてました。ブーン系まで断捨離したつもりはなかったです。ほんとです。

この記事は紅白参加作品「STRAIGHT GIRL」のあとがきです。
つらつらと書くので興味のある人は見ていってください。

まずタイトルは、僕の好きな競走馬であるストレイトガールから取りました。
どうでもいいけど英語にするとなんだかベボベっぽいですよね。
素直クール→クール素直→くーるすなお→くるすなお→来栖直 というネーミングもタイトル決まってからつけました。
我ながらいいもじり方したなあ、と思います。

覚えている人がいるかわからないけど、この作品は2014年ラノベ祭りに出した「パーフェクト・ブルーのようです」のもとになった作品です。
当時はどうしても形にならなくて一部分だけピックアップしてああいう風に仕立て上げましたが、いまになってやっと書くことができました。
ずっときちんと書けないのが心残りだったので、今回書きあげられてとても満足してます。

今回試みたのは、セリフをこれまでより多くして会話で物語を進めること、それとボーイミーツガールにプラスアルファすることです。
というのも、やっぱり紅白は投票があるのでたくさんの人に読まれて、面白いと言ってもらえる作品にしたいという想いがありました。
そのためには、これまで通りのやり方ではだめだと思い、試行錯誤しながらやってみた次第です。

セリフを多くして感じたのは、思ったより長くなる、ということでした。
読みやすさを意識して1レスをこれまでより短く区切ったため、レス数が初めて100を越えました。
文字数も4万文字とかいう短編では見たことのない数字になりました。
この辺はまだ試行錯誤できるなあ、と思いました。もう少しバランスのいい配分を探したいです。

プラスアルファの要素は、この作品のキモであるハートです。
思えば残像もプラスアルファがあって、そういうのがウケる要素なのかなあ、なんて思って今回またやろうと思い立ちました。
ハートがなければ結局この作品はボツってただろうな、なんて思うくらい大事な要素です。

突然ですが、僕はあまり自分のことが好きじゃないです。
何やらせても頑張ってやっと人並みで、大抵のことは人並み以下です。
少なくとも、代わりの利かない人間ではないと思ってるし、必要とされているかいないかなら、されていないと思っています。
明日交通事故で死のうが、重い病気で余命を告げられようが、僕自身は構わないです。

でも、家族だったり友人だったり、なぜか自分を愛して、必要としてくれている人はいるわけで。
それってどんな形であれ「愛」だなあ、なんて思っています。

そんな考えから発展して、「もしも必要とされていない、愛されていない人間が死んでしまう世界なら」という設定を思いつきました。
僕の自身に対する想いが世界の法則だったら、と考えて作品に取り入れると、一気に物語が膨らんでいきました。
そんな背景からか、人並み以下の主人公とヒロインとか、それに対する周囲の反応とか、なかなかダークなものになりました。

それでも、僕は直のように諦めが悪いので、いつかどうにかなるかもという希望を込めたあの終わり方にしました。
いままであまりない、ラストに向けて上がっていく展開にしました。紅白は暗い作品ばかりだったのでこれでよかったのかもな、と思います。

新しいことに取り組む一方で、いつもの自分らしさも出せるよう頑張りました。
この作品はベボベの曲に対するオマージュがかなり盛り込まれています。
「PERFECT BLUE」「若者のゆくえ」「リアリティーズ」あたりが分かりやすいです。

特に「リアリティーズ」は最新のアルバム「光源」に収録されている過去の青春を歌った曲です。
この曲を聴いた瞬間、絶対にこの作品を書こうと決意したほどです。脳内主題歌というやつです。
最後のレスのあとに流すとものすごいエンディング感が出てくるので、みんなぜひ聴いてみてください。



作品についてはこの辺で、大事な大事な紅白についてです。
今回も劣等性と個人的に勝負しました。ルールは前回と同じです。前回の紅白の記事参照です。
正直今回はすごく自信があったし、これで勝てなきゃどうすれば勝てるんだという感じでしたが、また負けてしまいました。
今回もダブルスコアでした。そろそろライバル(笑)とか言われそうな結果です。まだちょっと凹んでます。

でも、自分に限って言えば前回よりも結果はよかったです。MVPが3票入って、MVP部門8位タイにランクインしました。
絵投票も前回を上回る3票が入っていました。票を入れてくれたすべての人たち、本当にありがとうございました。



漠然と何がしたいか決まらないまま、気付いたら11月になっていました。
でも、やっとこれかなというのを見つけたので、ちょっとずつ動いていきたいです。できれば冬には何かを……
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